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日本人研究者が発見したハゲ治療法は新しい髪の毛を生やす

日本人研究者が新しい育毛物質を発見したようだ。『Journal of Dermatological Science』によると、Ephrin-A3というタンパク質はマウスの毛包の密度を高めることが報告されている。この研究は、ハゲや薄毛の現実的な治療法を探すといういわばパズルにひとつの手がかりを与えてくれたことになる。

<研究報告の概要>
Ephrin-A3は、ネズミの実験において毛包の密度を高めるだけではなく、毛髪の成長期を加速してくれる。

<前提>
Ephrinとは、Eph受容体に情報を伝える役割をする細胞膜上に存在する物質である。ephrinはさまざまな生体プロセスを調整することで知られているが、毛髪の形成に関与していることはあまりしられていない。研究者が薄毛患者の毛乳頭細胞における遺伝子の発現を調べたところ、ephrin-A3の発現が著しく低下していたという。

<目的>
当該研究の目的はephrin-A3の毛髪形成サイクルにおける発現を明らかにし、毛髪の成長におけるephrin-A3の影響の度合を明らかにすることである。

<方法>
毛髪の第一成長サイクルと第二最長サイクルにおける皮膚細胞でのephrin-As と EphAsの遺伝子発現ならびにタンパク質の発現を調べ、PCRでその発現量を調べる。さらにephrin-A3 をマウスの皮膚に注入し、毛髪の成長におけるephrin-A3 の効果を調べる。


<結果>
毛髪の成長期の初期段階においてephrin-A3の発現が強く見られ、毛髪の成長段階中期において発現は最高レベルに達し、髪の毛の衰退期において発現は低下する。加えて、毛包の形成においてもephrin-A3 の発現が確認された。さらにマウスの皮膚へのephrin-A3 の注入で、毛包への分化が加速するだけでなく、予期しないものではあったが、さらには毛包の数自体を増やすことがわかった。

<結論>
以上の結果から、ephrin-A3は毛髪の成長期を加速するだけでなく、毛包の密度そのものを高めることがわかった。このことからephrin-AとEphAが毛包への分化のシグナル因子として関わっていることを示唆している。


Ephrin-A3 not only increases the density of hair follicles but also accelerates anagen development in neonatal mice.より引用

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